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黒船屋の日記のような掃き溜めのような。
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いぐないですか、このフレーズvv 勿論後に続くのは『同期の桜』です。

今日は二月二六日ですっ!!二・二六事件記念日であります!!!
別に語ることは少ないけれど、それを記念したくてカキコしますた。二・二六……雪の降る中での青年将校たちの決起……。うう、これが萌えずに居られようか!!
ミーハーですみません。この事件に惹かれるのって、本当に不埒なミーハー心がなせる業でして。軍服大好き、ついでに雪と革命のオプション付きとあってはどうにもミーハー心(人はそれを萌えって呼ぶんだぜ)を抑えきれぬのであります。

二・二六にちなんで?今加賀乙彦の『返らざる夏』を読んでおります。去年のかつくらの、時代小説の壺で二・二六が取り上げられていたので、気になって読んでみました。あと、友達の影響……。
やばいよこれ!!純文学なのに堂々とBLですよ!!(コラ) 包み隠さず稚児とか!!眼球プレイとかっ!!!!!(もう黙れ) ……真面目に読まれた方へ、ここへ土下座して平に謝罪を申し上げます。。。
なんですかね、昔の幼年学校とか士官学校とかって皆さんああもマリ見てまがいの関係を持っていたりしたんですかね。聞けばこの作品、作者の体験をもとに書かれたそうで。うをを、どうなのよその辺。それともあれは脚色?演出?
どちらかと云うと行間読みに激しく反応する人なので、堂々と、そりゃあもう健全なくらいにBLもどきをやられてしまうとちょっと物足りないんですけどね。わたしとしては。まぁ、学友を貴様呼びしてるだけでうはうはしてる口ですから偉そうな文句は云えませぬが。
作品自体はすごく読みやすい。文章が簡潔且つ的確なのは、加賀氏が精神科の医師(=理系人間)であるからなのでせうか?
天皇への賛美とか、ひたすらに死を覚悟する主人公とかのくだりは、読んでてすごく切なくなります。まだ半分くらいしか読んでないですけどね。盲目的に何かを信じていた。それはある意味で幸福だったのかもしれない。けれどそれが『死』に何らかの影響を与えていると云う状況はやはり切ないものです。その一言で云い切れない感情が湧き上がります。
大和魂や武士道と云った、所謂『死』を美化する思想(戦前のね)は決して厭いではないのですが、むしろそそられるのですが、どうにも受け入れがたいのはわたしが戦後生まれた人間だから、なのでせうか?

嗚呼ー、これ読み終わったら次は久世光彦の『陛下』かなぁ。二・二六繋がりで。恩田陸の『ねじの回転』も気になるところ。他にも二・二六事件をモチーフにした話ってないですかね?
『憂国』はいちおう読んだんですけど。三島さんは『春の雪』と『憂国』に収録されていた短編しか読んだことないんですけど、この話は三島作品で一番好きかも。
主人公の仲間が彼を誘わなかったと若妻に告白するくだりで、実はその仲間は主人公に密かな思いを馳せていて、けど結婚されちゃったから自分の思いは告げられない、だとしたらせめて奥さんと一緒に幸せになってくれと思ったんぢゃないかと邪推したのはここだけの話。すごいね。たった一文でそこまで話を捻じ曲げたよ!!(自慢にならない)
高校の時、教材だった夏目漱石の『こころ』の三角関係も勝手に組み替えて遊んでた口だしなぁ。先生→お嬢さん←Kではなくて、K→先生→お嬢さんってな具合に。いや、これはただ単に暇だったから遊んでみただけなんですけど。
『こころ』は、冒頭に登場する『わたし』が『先生』に同性愛的な憧憬を抱いていたって説もあるくらいだしね。けど日本の男色文化は今のそれと違い、性的な目的ではなく精神的なつながりを主軸に据えていた~みたいな話を聞きますね。いや、断言は出来ませぬが(弁解)
ちょっと真面目な話を取り上げつつ結局腐女子ネタで落ちたところで、今夜はお暇いたします。

連絡!!明日から帰省するので、更新を一時中断いたします。
最悪ブログにも現れなくなるかもしれないので、一応断っておきます。
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