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世は空前の王子ブームです。しかしながらわたくし黒船屋の王子ブームは、中学時代から高校初期にかけて全盛期を迎え、幕を閉じたという……(ようはテ●プリにはまっていたということです)
現在では王子と云うと、某ベルフェゴール(某の意味ない!!)しか思い浮かばない……うしし。
某W大学のハンカチ愛用してる投手は、王子ではなく貴公子とお呼びしたい。わたしの祖母が、去年の夏に彼をそう呼んでいたことの名残で。貴公子のほうが、気品があっていいような気がするわ。王子だとなんだか、安っぽい。
つか、ゴルフ界の彼は、テニ●リの法則でいくと、略称がハニプリになるとか思っているのは、わたしだけ??
そんな長い前置きはどうでもいいんですが。わたしの作品のキャラには『王子』とお呼び出来るような男子が一人もおらんことに気付いて愕然となる。
姫はいっぱい居るのに。なんでだ??? しばりん(=紫霖)は、断じて王子などと呼びたくもないシスコン少年だし、高校時代書いていた少年たちも同様。『王子』と呼ぶには、ひねくれすぎているというか、可愛げがなさ過ぎるやつばかり。そういう男のコが好きと云うのも事実だけど。つまりわたしは、世間様が好青年だなんだと誉めそやす性格には興味ないということなのだろうか。
美少年には毒があってこそ、だと思うのです。懈怠のうちに優雅を孕み、傲慢であるがゆえに純潔。聖と悪とは表裏一体で、お互いが解け合うほどに結びついてこそ、その価値を高めるのだと。そんなひねくれた耽美主義は、美少年たちを『王子』と云う枠組みに押し込めることを、拒絶する。
彼らはもっと、遠い場所にいる。触れてはならぬ聖域に棲み、外側から押し付けられるレッテルなぞ無意味な高みから、死のような虚しさの中で微睡んでいる。それが美少年ってもんぢゃないのか??
わたしがマイノリティに迎合することを望むのは、そうした心理から来るものなのかもしれない。いや、たんに天邪鬼なだけだと云ってしまえば否定すべくもないのだが。
どうにも世間様の波に乗り切れていない、黒船屋がお送りしました。
追記:………『王子』は厭だとか云っときながら、一人だけ胸キュンしちゃった殿方がいたことに気付く。全力で麗しい黒の皇子……某ランペルージ様もまた、国から捨てられど皇子の呼び名を持つ御仁なのだ。けどあの人は赦せる。いい具合に歪んでいて、世界を憎んでいて、自信家で、にもかかわらず運動神経鈍いから(笑)
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