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黒船屋の日記のような掃き溜めのような。
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説明会と選考の日程を詰め込みすぎてサドンデス状態の黒船屋でありんす、御機嫌よう。
今週の波を乗り越えれば、あとは比較的楽になりそう。来週もいちおう選考の予定が入ってはいるけれど、どうせ二次まで通過するわけがないから考えなくてよろしい←

さて、そんな忙しさの合間を縫って何故か取り壊しが決まった歌舞伎座へと足を運んでみたりする。





今月の夜の演目に黙阿弥の「三人吉三」を上演するとのことでしたので、幕見ですがこの幕だけ鑑賞して参りました(`・ω・´)
この演目、前々から見たくてしょうがなかったのですよ。お嬢吉三の「厄払い」の台詞を生で聴けて、生きてて良かったなと思いました(大袈裟) てか日本人でよかった、みたいな?
大体お嬢吉三が女装の盗賊って時点で、萌えないわけには行きません。しかも誘拐されて旅芸人の女形として売られただと?! そのうえ同じ名前の男達と義兄弟の契りを結ぶだと?!! これなんて俺ホイホイですか。
脚本の設定もさることながら、お嬢の演者が天下の玉三郎さまってのにもやられました。でも顔は遠すぎてあんまりしっかり見えなかったわ……けどもよく通る声はばっちり堪能しましたとも。立見席から身を乗り出して←迷惑
歌舞伎の女形特有の、不自然に高い声でうら若い乙女を装っていたかと思えば、勇ましく例の名台詞「月も朧に白魚の、篝も霞む春の空……」を語るくだりでは溌剌とした青年の声に早変わりする。この女性と男性の間を行き来する感じが何とも危うく魅力的で、にんまりとほくそ笑んでしまうのでした。
ちなみに青年声は、あれだ。海賊王を目指して航海中の麦藁帽子のゴム人間そっくりでした←
しかし千本桜の時も思ったが、何故歌舞伎の所作ってああもぎこちないのだろう。台詞を朗誦する時は感情を窺わせるような仕草もしないし、やることが格式ばっていて現実味がまるでない。花と云ったら櫻、名勝と云ったら富士山、のように形式に囚われすぎて感情移入しにくいとか思うのは、僕がガラかめにかぶれすぎているだけなのだろうか?
でも歌舞伎特講の先生に云わせれば、元禄期の歌舞伎はもっとリアリズムに近くてより人間臭かったとのこと。そういう演者の魂が伝わる歌舞伎を見てみたかったな。現代だとやはり、しきたりに縛られすぎているような気がする。まぁ、門外漢の僕が偉そうに云えることではありませんがね。
さて、後に残す見たい演目は「桜姫」と「藤娘」と「道成寺」だけか。……と、このチョイスでお分かりかもしれませんが、今回「三人吉三」を見に行ったのは、マクロスの某へたれ主人公の影響だったりする。所詮治らぬミーハー根性。


デハ皆様、またお逢いしましょう★

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