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一週間が怒涛のように過ぎていく……(´・ω・`)
相変わらずの内容で申し訳ないですが、ここんとこ説明会に選考にと、忙しすぎます。自由な時間が出来ても、ES書かなきゃならないから文字通り休む間もありません。黒船屋のライフはゼロよ!!
僕は東京の郊外に住んでいるから、都心に出るのが一苦労です。移動時間がべらぼうに長いので、読書と睡眠確保の時間にあてています。最近面白く読んでいるのが去年の末?に出たユリイカの増刊。泣く子も黙る初音ミク特集号です。
前にもチラッと云ったけど、ユリイカの増刊はテーマがフリーダム過ぎます。現在進行形で爆発的に流布しているニコ動文化は、サブカルチャーと呼ぶに相応しい。今このときに隆盛しているマニアな文化を享受している、その喜びを直に感じられるような内容でした。
コラムニストも音楽/メディア論、コミュニケーション論、SFファンタジー論、情報科学研究にアイドル文化、果てはフランス文学に落語家と、実像が掴めぬ鵺にも似たカオスっぷり。ジャンル分け不要とばかりに、様々な分野へ問題提起を差し出すみっくみくに、ただの萌えキャラとしか認識していなかった固定観念を覆される思いがしました。
よく考えてみればみっくみくって、VOCALOIDっていうただの商品、なんだよね。持ち主が作曲した歌を女の子の声で演奏するだけの機械。だけどアニメのキャラでもなくアイドルでもない、ただの機器に過ぎない「初音ミク」に、人格を与えネギを持たせ、様々な設定を組み合わせることで、彼女の存在は「ヴァーチャルアイドル」というイデアを持って我々の前に舞い降りるのだ。それを創り上げたのは彼女自身でもなく、ましてや発売元でもない、ニコ動に集結する人々であることを考えた時、わたしは始めて彼女の特異性に気づくのだった。
ミクの声とイラスト、そして彼女が歌う歌。たったそれだけの手がかりで、彼らは「ミク」という天使の輪郭をつくりあげてしまった。彼女はいわば彼らのイメージを取り込んだ観念の集合体なのだ。それを可能にしたニコ動というメディアと、情報流通の速さに、わたしは未来の片鱗を見出した気がする。
……とまぁ、小難しいこと云ったけど、キャラだけで文芸誌の題目になれるミクってすげぇ、しかも内容も奥深くて考えさせられるこの意外性どうよ?っていうのが正直な感想です。
これをきっかけにボカロに興味を持ってみるのもまた一興かと。歌はへたっぴですが、中毒性はあります。最近のお気に入りはブラック★ロックシューターとカンタレラ、かな。大変今更なナンバーですが。
では(・ω・)ノシ
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