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忙しくて先週のだぶるおーすら見れていない黒船屋です、ごきげんよう。
最近のアニメでは黒執事が熱い。漫画は設定の詰めの甘さに興ざめしたが、無駄に美麗なあの絵が動くってだけで細かいこと全部が吹っ飛んでしまうってのが恐ろしいね。ホント作画奇麗過ぎる。
あと印度篇になってから音楽がね!!それっぽくなっててもうたまんないね!!インド歌謡……イイ(*´∀`*) ほわほわ~んとした地に足の着かないような、もしかしたら魂だけどっか別の場処を浮遊しているみたいなけだるい曲調が好みです。異国情緒に浸れます。
そして新EDのラストにビビりました。悪魔で執事なセバスが坊ちゃんの亡骸を乗せたゴンドラを漕ぎ、死の島へ誘う……まんまベックリンの「死の島」をモチーフにしていて、ひとりで盛り上がりました。嗚呼……これからあの名画を見るたびに、白薔薇に埋もれて眠る坊ちゃんと嬉々とした黒執事が思い浮かんでしまうのね。まさに悪魔の名に相応しい姿ぢゃないの、セバス。畜生、女王の番犬に一本取られたって気分だぜ。
ゴンドラで思い出したが、昨日からヴィスコンティ作品が無性に見たくなって困ります。特に『ヴェニスに死す』、もう一回みたい。
単にセーラー服の金髪美少年を愛でるんでなくてですね。ペストに冒され徐々に死へと近づいてゆくヴェニスの街が見たいんですよ。
冬のヴェネチアは、頽廃の街だと思う。カーニバルが去ったあとの虚無感とか、木枯らしが哀しげにすり抜けてゆくモノクロの街並みとか。何もかもが時間の流れに風化し、廃れ、埋没してゆくような遣る瀬無さが漂っているんぢゃないかと。
僕が去年行った時期がそうだったからなのかもしれないけど。伊太利きっての観光都市ですから、観光客が溢れかえって賑やかではあったんだけど。それでも『街』のもつ老いみたいなものは何となく伝わってきました。次行く時は、夏がいいとも思った。リド島でリッチなヴァカンスを楽しむんだとほざいていた(笑)
ヴィスコンティだと、まだ手をつけていない『ルートヴィッヒ』や『山猫』や『郵便配達員は2度ベルを鳴らす』なんかも見てみたかったりする。
『地獄に堕ちた勇者ども』、あれはナチスの制服を愛でるための映画です←断 言 し た !! 画面が軍服で真っ黒……これなんて俺ホイホイ? 肝心の内容はよくわかりませんでしたすみません(いっぺん氏ね)
ヴィスコンティ作品は、どうも敷居が高いイメージがあって、ちょっと気楽に見れないものだという認識が僕の中にあります。見てもちゃんと理解できなさそう。でも和服を普段何気なく着こなすように、彼の映画を気取りなく観れたら素敵だな、と思う。そうなるにはまだまだ教養が足りないな(´・ω・`)
なんかまた取り留めない話題だなぁ。
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