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黒船屋の日記のような掃き溜めのような。
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うちのママンは、優れた耳をお持ちです。種運命を親父と二人で鑑賞中、いきなりムウを指差して『この人涼介(@頭文字D)さんでしょ』と云い出したことがあって、かなりびびりました。うちの親父はほどよくヲタクですが、ママンはいたってノーマル。声優についての知識は皆無なのに……なぜ。
別にどうでもいい話なんですけどね。人の顔すらろくに覚えられないわたしにしたら、羨ましいこと限り無しです。


約半年ぶり?に新作入荷いたしました。『紅漠奇譚』。例によってタイトルをつけるのに悩みまくった挙句、稲垣足穂の作品をもじってつけることに(最低)
本作のプロトタイプは、文藝部時代に書いた作品に登場した小説(劇中劇みたいなもの)になっております。砂漠の王国に囚われた姫が吟遊詩人と恋に落ち、夫である王との三角関係に迷うって話。たんにアラビアンナイトな世界観で、昼ドラ並みのドロドロ泥沼愛憎劇がやってみたかっただけなんだけど。
確か島谷ひとみの『赤い砂漠の伝説』から構想を練ったと思うのです。作中作として登場したこの話は、『砂漠の女』と云う、なんだか安部公房のパクリみたいな感じのタイトルでありました。
今回のイメージソングはアリプロの『春蚕』 アラビアンな世界は昔から大好きでしたが、トルコのハレムやオダリスクと云う言葉の持つ響きのような、煌びやかでありながらどこか物憂げでしっとりとした雰囲気の砂漠の物語をこの曲から感じ取り、そのイマジネーションから本作を甦らせてみました。キィワードは輪廻・シルクロード・繭・絹糸=紅い糸伝説etc……と、なっております。
『春蚕』は、歌詞も好きなのですが、なによりメロディが素晴らしく素敵です。異国情緒溢れすぎです。聴くだけで砂漠の情景が眼に浮かぶほど。あまりに素晴らしすぎる所為で、ついうっかり曲の影響が文章の随所に……なんてこったい!!!

久しぶりに上海ハニィぢゃない話をして,疲れました。とりあえずお休みなさい。
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