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昨夜の書き込みの補足を、したいと思います。同時に、3月中にハニィを一切更新しなかった理由も。
結構ネガティヴなこと云ってるんで、反転にしますね。ご覧になりたい方だけどうぞ。
かねてから、長期連載『上海ナイトメア』とは別口の物語を書きたいと常々思っておりました。
理由は単純。ものを書く能力を鈍らせたくなかったのと、単にこのサイトを賑やかにしたいと思ったからです。同じ話ばかりが更新履歴を占めている状況が、いつしか心苦しくなっていたのでしょうね。
かなり前からそのための準備……と云うか、新しい話の構成やら設定やらは決めており、あとは書き出すのを待つばかり、と云った状況でございます。
『上海』とはかなり趣の異なった話です。SFでもなければアクションでもない、ラノベから離れた長編。いや、少なくともわたしは、ラノベとは思ってないのですけれど。
しかし此処で問題が発生しました。『上海~』という同一の話を書き続けていたために、それ以外の物語の書き方をすっかり忘れてしまったのです。
まとまった時間が出来れば自ずと道は開けるだろうと、楽観していたわたしが間違っていました。とにかく浮かんできた言葉がまとめられない。設定と方針だけが山と積まれた新作の執筆は、想像以上に難航しました。
大学が休みに入り、その期に乗じて新作を書き上げようとしたわたしは、とりあえず無駄な抵抗を試みました。これが表に出せるようになるまでは、上海ハニィは更新できぬと、意味の分からない願掛けまでして。
とにかく、同じ話ばっかり書いている状況が厭だった。何かもうそれしか書けないんぢゃないかと、自覚するのが恐かった。
そんな風にあちこち色んな話に手を出していた所為で、上海ハニィのストックは滞るは肝心の新作は出来ないわといった泥沼スランプ状態に陥り、螺子式の更新がストップしてしまったのです。
で、あるとき気付いた。これは無理にラノベじゃない話を書こうとしているから駄目なんぢゃないかと。つまり『上海とは違うラノベ』だったら、この閉塞した状況から一歩踏みだせるんぢゃないかと。
そんなこんなで、昔作った話を習作として書き直し、この度日の目を見ることになったのが、昨晩upした『B×B』と云うわけです。
あくまでも習作、でも捨てるのは惜しいな、といったスタンスで書いていますので、連載が続くかは謎です。だから定期的に更新されるとか、続きが出るとかいった期待は出来ればなさらないでください。完結させる気は今のところ皆無です。極めていい加減な代物ですので、ネット小説に誠実さを求める方には向きません。
とりあえずこの話は、一話完結の連作です。と云っても、上海ハニィのようにあるエピソードが次の回に引き継がれるような一話完結ものではなく、そうですねぇ……『ARIA』や『銀魂』、あるいは某国民的キャラの青い猫型ロボットの話や磯野家の日常を描いたホームドラマみたいなノリが、近いかもしれません。
至極個人的かつくだらない瑣末なことを云わせていただくなら、これはこれで結構楽しい試みでした。
学園ものの長編を書いたのは中学生以来なので新鮮だったし、キャラクターも新しい面々ばかりなのでいい刺激になったし。この話自体、中学生の頃から温めていた息の長いものなので、時を経て形にすることが出来たことにちょっと感慨深くなったり。滅多に書かない類の話なので、ここぞとばかりに無駄にポップなページデザインをしてみました。何かあの話だけ雰囲気浮いちゃってる……ww
『機械仕掛けの夢』という、レトロで幻想的な謳い文句が、『螺子式百貨店』のコンセプトなので、現代的な学園ものを載せるべきかちょっとだけ迷いました。でも『現代の青春学園もの』をわたしなりに『機械仕掛けの夢』へと向かわせていけばいいか、と思いなおして採用にいたった次第でございます。
って云っても、別に宇宙人未来人超能力者、もとい魔法使いや幻獣や妖怪ハンターが本作にご登場するわけではございません。普通の中学生の身にふりかかったちょっとした騒動を、面白おかしく書いてくだけです。いや、普通の中学生とはとても呼べないようなやつも中にはいるんだけどさ。
うん、補足はこんなものかな。作品についての私的見解は、また後ほど。それからタイトルの『B×B』についての説明は、第一話が完結してからいたします。今云っちゃうと、ネタバレになるからね。ちなみにこれ、読み方は『ビービー』となっております。
以上、いいわけ終了です。
次回の更新は今週の金曜日!……に、出来たらいいな(泣)
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