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黒船屋の日記のような掃き溜めのような。
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雨上がり 雲間に零るる 月明かり
月出てませんけどね。創作サイトらしく突発的に詠ってみました黒船屋です、こんばんわ。親父曰く、わたしの詠む歌は万葉集的だそうです。とどのつまりは捻りがない、と。
普通に文章書くときは、これでもかってくらい修飾語をつける奴ですが、短歌や俳句の時は如何せんレトリックにこだわれないみたいです。つうかそんな短く表現できない。
明治に入ってから、平安末期から鎌倉にかけての歌集はぼろくそな扱いを受けたと以前何かで聞きました。最近では見直されているようですが。明治当時は万葉集のほうが評価されたんですって。けどわたしは平安期の凝りに凝りまくった歌の方が好みです。幽玄を突き詰めた短き濃密な世界には、憂愁と没落してゆく貴族の嘆きが含まれている。

とらぬ狸の皮算用。もし新しく連載やるとしたら?

① 航海士志願の少年が、超豪華客船の処女航海へと旅立とうとしたその日。ひょんなことから軍人口調の女と出逢い、奇妙な噂話を聞かされる。
折りしも豪華客船が海賊の襲撃に遭い、少年はその人質として捕らえられることなる。そこで出逢った女海賊は、かつて西の栄華を誇った亡国の王女で……?
長年紛争をしている二つの国に平和をもたらすため、元海軍少佐と主人公の少年が世界の海を渡り歩く海洋アドヴェンチャー。問答無用のファンタジーだけど、魔法は出てこない。
某海賊漫画の砂漠の王女編を、パレ●チナあたりの紛争問題・宗教問題の社会関係図を借用して書いてみようと思ったのがそもそもの始まり。と申しましても、政治的な主張はこれっぽっちもないのですがね。
これの東洋編に出てくる、中華風財閥家の御曹司である、双子の兄弟が書きたいのが本音。
結構いいネタだが、あまりにも長すぎて完結させる気がないのと、ネタの大部分が上海ハニィと被るのが難点。

② 東北の貧農出身だった主人公が、陸軍兵士に志願して上京。知り合いの伝手で借りた下宿には、地方の大地主の息子(三男)がいた。
異なる階級ゆえに、その息子に反発する主人公だったが、やがて彼の純粋で繊細な性根に惹かれるようになる(あっ、邪心はありません)
そして主人公の前に、幼きころ口減らしのために身売りされた妹が現われ、三人の関係に狂いが生じ始める……。やがて迎える、運命の朝。
二・二六事件をモチーフにした、青年たちの愛と誠の物語(笑) 断っておきますが、BLではありません!!普通の恋愛小説です。

③ かつて栄華を誇った鉱山の街。蒸気機関の衰退と、過度の資源発掘のために鉱石が枯渇したこの地域は、急激に寂れていった。
変わり者として知られていた父を早くに亡くした少女はある日、街を訪れた一人の青年と出会う。彼は彼女の父が残した遺産を探していた。
青年との出会いを皮切りに、少女の周りで不可解な事件が起こり始める。父の遺産は、鉱山の中に隠されていた。その正体を突き止めるため、二人は山へ足を踏み入れるのだが……。
文章にすると面白さの欠片もありませんね。本当に書きたいのはこの先。実はこれ、ヒロインの名前だけしか決まってません。シルヴィア=ロブロール。ロブロールとは、中国のはしっぺたにある幻の泉のことです。


①と③は疑いの余地なくファンタジーの王道突っ走ってますね。あれ、わたしファンタジー畑の人間ぢゃなかったはずだけど(高校までの話) つか、あれだ。高校のときにファンタジー以外のネタを使い果たした。
文芸部時代に書き溜めた奴を、更新のために使うって云うのは無しにしたい(上海ハニィ以外で)。いくらなんでも切羽詰りすぎだろ、自分。けど微妙に反応を見てみたい気もする……セトモノとか、どうなんだろう。高度経済成長期の日本を舞台にしたネットノヴェルって、あんまりないですよね。むしろ需要がないのか?

上海ハニィの二幕が終わったら、また関係のない短編が書きとう御座います。その前に、手許のハニィ(四幕。迷走中)を仕上げなければならないのですけれど(苦笑)
時間を上手く使える人間になりたいと思いつつ、今夜はサヨウナラ。
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