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黒船屋の日記のような掃き溜めのような。
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金曜に目撃したSQジャンプの中吊り広告で、古屋兎丸が連載を始めたとあったので立ち読みしてみました。『幻覚ピカソ』
古屋さんはライチしか読んでいないのですが、画風が好みです。黒髪が奇麗で、少年少女の肌の質の美しさが感じられる。黒髪フェチの僕にはたまらんとです。
本作でもその良さが遺憾なく表われていて、読んでてにやけが止まりませんでした。ピカソかわいいよピカソ。睫毛ながーい!口唇がえろーい!!根暗なのに、いじられっこなのに、あの儚げな美少年ぶりはなにごとか!!!
ていうか髪型と眼鏡の所為でゼラを髣髴させてしまうピカソ少年。なんだか目つきが穏やかになって、いじめられっこになったゼラを見ているようで貴重です←酷い


此処のところ、近所の図書館でうっかり立ち読みをしてからというもの、『ガラスの仮面』にはまってしまいました。
大体借りられていて巻が飛び飛びになっているのと、ストーリィが凡そ頭に入っているために、物凄い滅茶苦茶な読み方をしている(9巻から読み始めて15巻→5巻→2巻→17巻みたいに)のですが、止まらない……。面白い……止めどころが分からない……。
とにかく演技のシーンと舞台のシーンが超絶面白くて、引き込まれます。眼が離せません。自分も舞台を見ているみたいな臨場感と、主人公達の演技に、何度鳥肌が立ったことか。
それから『紅天女』を始めとする劇中劇が沢山出てきて、それも興味深いです。一つの漫画なのに、色んな物語が楽しめるのがいい。たけくらべに嵐が丘にヘレンケラーと云った既存の作品もさることながら、作者オリジナルの物語もそれ自体が漫画とか小説とかになりそうなほどドラマティック。個人的にマヤが一人舞台で演じた『女海賊ビアンカ』と大河ドラマの『天の輝き』、『夢宴楼』などを独立した作品として見てみたいなぁと思いました。
さて。数ある魅力的な劇中劇の中でも印象に残ったのが、『ふたりの王女』という物語。『紅天女』を目指す二人のヒロインが同じ舞台に立って芸を競い合った、ものっそい長いエピソードです。
物語の舞台は欧州の小国・ラストニア。無実の罪によって正妃であった母を処刑され、自らも幽閉された王女オリゲルドと、蝶よ花よと愛されて育った見目麗しい王女アルディスが、陰謀渦巻く宮中の権力争いと革命の混乱に巻き込まれ、数奇な運命を辿るというお話。
獄中で生活することを余儀なくされたオリゲルドは、自らを不幸に陥れた者たちを憎み、彼らに復讐をして玉座につくことを虎視眈々と狙っています。またその境遇によって、誰も信じられず冷たい心を持つようになってしまいました。一方のアルディスは、誰もが愛さずにはいられないような美しさと清らかさに溢れた可憐な王女。疑うことを知らず、誰にでも笑顔で接する汚れなき彼女は、その愛によって国を支えようと考える心優しいお姫様です。
国に捨てられ復讐と野心に燃える王女と、優しく美しい天使のような王女。対照的な二人が国を新たな局面に導いてゆくのですが……。まてよ。この構図には見覚えがあるぞ………。
!!!!!
なんだ、これまんまギアスぢゃん!
自分を捨てた王に復讐を誓う王女をルルーシュに、優しい王女をユーフェミアに代えたら一期の後半と同じ展開になるよマイロード!!ルルは王女ぢゃないけれど、この際関係ねぇ!!
などという天恵を受けてからは、亜弓さんの台詞(=オリゲルド)を福山ヴォイスに変換したり、変な決めポージングで舞台に君臨するルルの姿が思い浮かんだりしちゃって、大変でした。ふはは、完全に毒されている。
誰かこれでパロディを描いてくださらないかしら。この際アッシュフォードの学園祭の出し物でこれをやる、とかでも面白くなりそうですが。ユフィは特別出演ってことにでもして。

なんか全然関係のないジャンルにまでギアスの罠(と云う名の腐った妄想)が仕掛けられていることにガクブルしてる日々です。わたしはいつからこんな阿呆なことを考えるようになったんだ……(注:元からです)
ガラかめもギアスも分からない人にとっては何の面白みもない記事ですみません。ただの自己満足なんです。失礼しました。

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