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……降りましたね、雪(`・ω・´)
東京は牡丹雪が、灰の空にはらはらと散っては消えてゆきました。
雪が舞うモノクロの景色って、何であんなに美しいんだろう。都会の味気ないビルの空すら、白く浄化されてゆくようだわ。
二・二六の時も、こんな空が帝都を見下ろしていたのだろうか、と感慨にふけること然り。
ていうか昨日雪、降ってくれれば良かったのに。雰囲気出まくりだろww
さて、そんな雪の中いそいそと、凝りもせずに某企業の選考会へ。
会議室めいた会場には三つのテーブル。その上には扇子・団扇・パペット・鍋つかみ・薔薇の造花などなど、フリーダム過ぎるグッツが載っております。
それらを使って、自己アピールをしろとの仰せ。
と、いきなり云われてもアピールすることなんてもともとゼロに等しい黒船屋。さらに限定されたらもう喋ることがございません。
仕方がないのでありきたりだがパペット使って、恥を偲んで初音ミクもどきの声で自己紹介。
……会議室に、沈黙が舞い降りた(プロ/ジェ/クトX風に)
グループに分かれて自己アピールをするものだったのですが、他のグループの注目まで集める結果に。
これ……なんてグランギニョル??←
別にそこまで行きたい企業ぢゃないし、一回しか逢わない人たちにどう思われようと構わないのだけど。でも流石にあの空気は気まずすぎました。
同じグループだった子は、励ましてくださいましたが。とてもいい娘さんでした。はきはきしていて、場の空気を自然に柔らかくするような。
それに比べて僕ときたら……あああああ、今思い出しても恥ずかしい!!人格的にも社会的にも欠陥が多すぎるのだわ!
恥の多い人生を送ってきました。
……この台詞、くせになりそうだな(`・ω・´)
そうそう、読み終わりましたよ「人間失格」
冒頭あたりは「あ~、わかるわその気持ち!!」と身勝手な共感を抱いていたんですが、読み進めるに連れてどんどんその気持ちが引き剥がされていったというか……主人公が抱える社会への恐怖と疎外感は、簡単に理解できるようなものぢゃないなと、勝手に共感してしまった自分を恥じるような思いに駆られました。
月並みだけど、彼はきっとこの世で生きてゆくには純粋で、感覚が鋭敏すぎたのだと思う。心中未遂を起こそうが、アル中になろうが、麻薬中毒に冒されようが、彼は狂ってなんかいなかった。彼に狂人のレッテルを貼った、世界も狂っていなかった。ただ両者が、互いに異質で相容れることのない「何か」を抱えていた。悲劇の理由は、それだけだと思う。でもそれだけ、と云って簡単に割り切れるものではないから、鬱になる。世界と自己との隠された距離感が、べろりと剥がれ暴かれるかのように。
それから彼が必至で「いい子」の仮面を装い続けていたのは、それを社会が暗に彼に押し付けていたのかな、とも思った。彼は世界が求める自らの虚像を、その生涯をもって彼を取り巻く人々へ捧げた。「神様みたいないい人でした」っていう知り合いの評価は、彼自身の苦悩すら、その供物として世界に飲み込まれてしまったことを示しているんぢゃなかろうか。
……中二ですね。はい、中ニです。悶々と談義するのはここまでにしましょう。あんまり知的な推察を巡らせそうもないし。そもそも知的な思考回路なんて持ってないけど!←
なんにせよ、今日も恥の多い書き込みばかりしてきました←本当にくせになってるー!!
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