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サイハテ、と云う言葉が好きです。
その響きに込められた寂寞、無情、そしてほんの一滴の郷愁が、わたしを捕える。時の移ろいとかつての栄華を忍ばせる廃墟、在りし日の記憶を喚起させる既視感めいた都会の路地裏、見渡す限りに広がる荒野。サイハテの言葉を冠するに相応しい場処は、此処と隣り合わせでありながら、最も遠い場処にある。
時間・空間の隔たりを感じさせるもの、に惹かれるのかもしれない。サイハテっていうのは、此方から彼岸へ向けられる憧憬の眼差しと近いものがある。ように思う。此処(=自分)から離れた対象にわけもなく羨望を感じると云うか。『他人の芝生は青く見える』って心理ですかね、ようは。
「サイハテ最前線」って写真集(関東近郊の『サイハテ』感溢れるスポットを取ったもの)がちょっと気になっています。けどなー、それより先に廃墟の写真集が欲しかったりするのだよな。あと欲しいのが、『工場萌え!』(その名の通り、全国各地の工場のオススメ写真を集めたもの)。
これ出たときも、相当マニアックなツボをついてくるなと思ったものですが。わたし工場の写真もだぁいすきなんですよ。廃墟だけぢゃなくて、現在も稼働中の工場も好き。工場と云うオブジェは、近未来バロックの最高峰だと思うの(何ソレ) こう、配管工がぐにゃぐにゃ入り組んだ全景とか、機械的なフォルムとか、見るだけで血が逆流する←
これは、何フェチって云うんでしょうね?
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