×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ヘルマフロディテの体温/小島てるみ―左近の桜/長野まゆみ―NO.6♯6/あさのあつこ―陰摩羅鬼の瑕&後巷説百物語/京極夏彦―BLACK LAGOONノベライズ/虚淵玄―骨餓身峠死人葛/野坂昭如ーさかしま/ユイスマン―オペラ座の怪人/ルルー―眼球譚/バタイユ―ドリアングレイの肖像/ワイルド―聖少女/倉橋由美子―中庭の出来事/恩田陸―ハリーポッターと謎のプリンス&死の秘宝/J・Kローリング―少女地獄/夢野久作―ラギットガール/飛浩隆―水滴/日取真俊―カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー―江戸川乱歩谷崎潤一郎中井英夫夢野久作村山槐多ポー山崎俊夫の諸短編―不如帰/徳富蘆花―婦系図/泉鏡花―金色夜叉/幸田露伴―中原中也ボードレール松野志保ツァラ寺山修司の詩集
夏休みどころか大学生活中に読みきれるかも不安だ。予定というより願望だな。ドスト読破とか出来ねーよ俺。
最初の二冊は猛烈に読みたい本。最後は詩集を引っ張ってきました。てか、ナツヨミの諸名作の表紙(人間失格・こころ・地獄変・伊豆の踊り子など有名漫画家のカバー絵のやつ)は反則だと思うんだ!! 読めるか分からないのに、うっかり買ってしまいそうになるぢゃないか。特に『人間失格』と『汚れちまつたかなしみに』の二作。
NO.6とか、買っといて未だ読んでないしね。もったいなくて。まずはもったいないって気持ちが働いて、つい読みたい本を後回しにする癖をどうにかしたほうがいいと思う。
それから読みたい本を差し置いて、全然興味なかった本を借りて読んでしまう癖も何とかするべきだと思う。でもよほど読みたいと思わない限り、そう云う流れに任せて借りてきた、小説ぢゃない本が読みたい気分です。今は。
そして不如帰婦系図金色夜叉の三作を読んでレポート書けって課題はどう考えても無謀だと思うんだ。
読み終わる頃には学校卒業してるよ先生。三つともどんだけ長いと思ってるんですか先生。僕の遅読を舐めないでくださいよ先生。
……結局この三作に読書予定を押しつぶされてしまうような予感がするんだけど。読本リストの意味がない。
PR
貴方次第ww
最近実家のすぐ近くに、県内でも比較的有名な心霊スポットがあることを知りました。
……いや、ほんと近くなんでビビりました。歩いていける距離。住所の地名も一緒。ホワイトハウスと云うらしい。
その昔その家で火事が発生し、そこに住んでいた少女の例が未だに周辺を彷徨っているとかいないとか……?
けども中学時代の友人が住んでる家のすぐ近くらしいのですが、思い当たる節が全然なくて、???って感じです。あの辺に廃墟とか、なんか出そうなとこってあったかなぁ……?雑木林と田んぼがでーんと続く場所なんで、狸とかは出そうだけれども。
中学の頃も、そう云う話を聞いたことがないので、信憑性を疑います。地元っこが云うんだ、間違いない!!
実家に帰省したら、あの辺散策してみようかな。
怪談ついでに最近の読み本。
ずるずる伸び続けた赤江瀑強化月間を脱し、佐藤春夫を拾い読み。『女誡扇綺譚』は、すごく好みの話でした。平たく云えば日本植民地下の台湾を舞台にした、中華式怪談もの、とでもなりませうか。
これでまた中華ブームが再来しそうです。でも台湾の中華色って、やっぱり大陸とは違う。台湾はどちらかと云うと、琉球的な南国情緒が含まれているように思う。あのぐったりするようなけだるい暑さと、何かが腐っていくような退廃がたまらなくツボです。
作品にもそんな空気が流れてるけど、佐藤春夫なんで妙に理屈っぽさが残ってる感じでした。この人、耽美派のはずなのに、なんであんなに描写が冗長なんだろう。
似たような理由で、『西牙斑犬の家』も、寓話ちっくな筋立てなのに幻想味が薄い感じでした。『指紋』もなぁ……阿片とか麻薬中毒の夢とかドッペルゲンガーとか、幻想性の高いモチーフを使っているわりに、何故か耽美ぢゃない。あんまり幻想っぽくない。明瞭な文体がそうさせるのか。これが内田百閒とかだったら、じっとり絡みつくような、居心地のよくない気味悪さが出るだろうに。いや、探偵小説なんだから気味悪いだけぢゃ駄目だろうけど。でも探偵小説とするにも結末が若干お粗末……ううむ。
特筆すべきは『のんしゃらん記録』これには度肝を抜かれました!
遠い未来を舞台にしたSF風刺短編。貧民は地下の奥深くに住むことを余儀なくされ、中流階級以上の人間でなければ太陽の光すら享受できない徹底した階層社会。植物は死に絶え、酸素を作り出すために貧民を植物に変える実験を断行するとか、快楽の対象が電波によって送信されるとか、芸術=感覚に直接訴えるものへとなっていることとか、今からすればありがちなネタだけど、大正期にこういう未来のフィクションを作っちゃったんだから驚きです。
だってネットもパソコンも温暖化もない時代だぜ?! よくこんな未来考えついたなと、佐藤春夫の想像力に脱帽した瞬間でした。
こう云う戦前のB級な短編が、もっと表に出ればいいのにとか思う今日この頃。
ちょっと夏らしい話題を送りつつ、速やかに退場いたします。
テスト期間中だと云うのに、その上レポートも二つ残ってるって云うのに、一人カラオケを断行した黒船屋でございます。おはようございます←
初体験です一人カラオケ。ハルヒを振り付けつきで歌おうとも、立ったまま勇侠を熱唱しようとも、気が咎めることなどございません。やりたい放題です。
……いや、本当は、シェリルの歌をどれくらい歌えるものなのか試してみたかっただけなんですけど(汗)
後半はマクロスFオンパレードでした。次はランカの歌も歌えるようになりたいわ。星間飛行と、私の彼はパイロット……って、これはランカの曲ぢゃない!!
ここからが本題です。
長らくお待たせしました、上海ナイトメア連載再開でございます。2ヶ月以上にも渡って放置してしまって、本当に申し訳ありませんでした。
何故更新を差し止めたかには理由が幾つかあって。その一つが、二ヶ月前に起きた四川大地震です。本作では津波だけど、自然災害なら似たようなものだし、津波が発生した理由が理由なので、更新を自重させていただきました。
本来ならば、内容そのものを変えるべきだったんだと思います。けどもそうすると、この話の根本が覆ってしまう。悩んだ末に、書いたものをそのまま載せました。
上海ナイトメアの第四章は、去年の8月下旬に書き上がっており、決して四川大地震に影響されて書いたわけでも、興味本位でそうした設定を組み込んだわけでもないことを、この場を借りて主張させていただきます。
また本作の津波は、2004年に発生したスマトラ沖地震の際の災害をヒントに生まれたものであることも、追記いたします。
そう云うわけで、罪滅ぼしに長いものを二本まとめて投下……って、逆に迷惑ですよね。前回の内容も忘れかけているだろうに、いきなり作中の歴史を延々語られても、ユーザー様にしてみれば「なんのこっちゃ?」と思いたくもなろうというものです。
無駄に長いし説明ばかりで読みにくいでしょうから、すっとばしてくださいと云いたいところですが、この回は『上海ナイトメア』って話の根幹に関わることを記述しているので、どうぞ我慢してお付き合いください。
宝胤とか、皇明族についての説明が分かりにくくなかったか不安です……。宝胤はともかく、皇明族とか元老宗主家についてはもっと前から語っておくべきでしたが、どうやって物語りに組み込めばいいのか迷っているうちに、ずるずる此処まで来てしまった気がします(最低)
ネタバレ、種明かしをもっとスマートに書けるようになりたい。
それから今回で色々と話の内容が進展したことにより、本作での『此方とは違った歴史』の分岐点がどこだか明確になりましたね。
お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、作中に出てきた『天主革命』は、『太平天国の乱』がベースになっています。洪秀全を指導者とした革命政権が、南京を陥落させて独自の国家を作ったという、あれです。彼は客家という大陸移民の出身であり、皇明族はこの客家に由来しています。
彼らは上帝会=キリスト教に基づいた宗教を信仰しており、それが特徴だったわけですが、本作ではそうした宗教的な要素は皆無です。いや、ほんとはやろうと思ったんですが、こんがらがりそうなんで止めただけの話です。
えーっと……微妙にネタばれているのですが、今回はどうしても主張したかったことばかりなので、反転無しにしました。お気に障りましたら申し訳ないです。
では、今日はこの辺で。さらばなり!!
別に書く気もない話、だけど愛着のあるキャラの設定をあげてみる。
ただの自己満足なので、この先サイトでお目見えするってことはないですし、ネタバレにもなりません。ご了承ください。
一人目。
伊藤一葉(イトウ カズハ)
17歳。
カメラマンの父と水商売の母を持つ。両親はあんまり家にいない感じ。でも愛情がないわけではない。本人もそれはちゃんと理解している。
性格は無気力シニカル。世間を斜めに見ている。しかしひねくれているわけでも、クールなわけでもない。
絵を描くことに情熱を注いでいて、美大に行きたいと密かに思っているけど、家庭の事情からそんなん逆立ちしたって無理、と諦めている。
父親は夢があるなら逆境にいたって貫けばいい、でも助けてやらねーよと云う。殆ど家にいないパパンの言い分に、現実味の薄さを感じて冷笑する。
実は父親が学生時代にとんでもないことやらかして、その事件を通して色々と成長していく、予定。
相手役?の名前は西園寺継延(サイヲンジ ツグノブ)=年上と、近衛理人(コノエ リヒト)=クラスメート。一葉は西園寺の方に憧れていて、クラスメートは彼女を好き、みたいな片思い一方通行の話になる。でもそれがメインぢゃない。友達として、汐見真耶(シヲミ マヤ)っていう女のコも登場します。
時代設定は昭和後期。昭和50年代後半、1970~1980年代、ですかね。
ぶっちゃけとあるシリーズもののラストを飾る話のヒロインだったりする。
まったく関係のない話だけれども、最近サイトのトップページを変えたくてうずうずしています。
今のも気に入っているので、変えるのちょっと躊躇ってるんですけど。出来ればもっとシンプルにしたい感じです。でもシンプルにすると各ページのネーミングを変えなきゃなんないんだよなぁ。
ただの自己満足なので、この先サイトでお目見えするってことはないですし、ネタバレにもなりません。ご了承ください。
一人目。
伊藤一葉(イトウ カズハ)
17歳。
カメラマンの父と水商売の母を持つ。両親はあんまり家にいない感じ。でも愛情がないわけではない。本人もそれはちゃんと理解している。
性格は無気力シニカル。世間を斜めに見ている。しかしひねくれているわけでも、クールなわけでもない。
絵を描くことに情熱を注いでいて、美大に行きたいと密かに思っているけど、家庭の事情からそんなん逆立ちしたって無理、と諦めている。
父親は夢があるなら逆境にいたって貫けばいい、でも助けてやらねーよと云う。殆ど家にいないパパンの言い分に、現実味の薄さを感じて冷笑する。
実は父親が学生時代にとんでもないことやらかして、その事件を通して色々と成長していく、予定。
相手役?の名前は西園寺継延(サイヲンジ ツグノブ)=年上と、近衛理人(コノエ リヒト)=クラスメート。一葉は西園寺の方に憧れていて、クラスメートは彼女を好き、みたいな片思い一方通行の話になる。でもそれがメインぢゃない。友達として、汐見真耶(シヲミ マヤ)っていう女のコも登場します。
時代設定は昭和後期。昭和50年代後半、1970~1980年代、ですかね。
ぶっちゃけとあるシリーズもののラストを飾る話のヒロインだったりする。
まったく関係のない話だけれども、最近サイトのトップページを変えたくてうずうずしています。
今のも気に入っているので、変えるのちょっと躊躇ってるんですけど。出来ればもっとシンプルにしたい感じです。でもシンプルにすると各ページのネーミングを変えなきゃなんないんだよなぁ。
ギアスのED=アリプロを気持ち悪いくらい執拗に聞いて、サビ以外は大方耳コピ出来ました。
アリプロって単語選びに難がある上に、変わった歌いかたするんで聞き取りにくいけど、今回はわりかし理解できた……よ。
以下は今の心の叫びを絶賛垂れ流しにするんで、暗転かけます。
誰に向かって発信するわけでもなし。ただ書き留めておきたい、その一心でしたためます。
強迫観念のすごさを、初めて知った気がする。
正直もう駄目かと思った。無理だと思った。眠いし頭痛いし目は疲れるし。それなのに問題は、眩暈がするほど山のように残ってる。此処まで来て、土壇場で、もういい加減諦めようかと思った。
でも不思議なことに、枚数あんまりオーバーしてないって分かった瞬間、疲労が一気に吹っ飛んでった。あんなに頭が痛くて、何も考えられなかったのに。そういうの全部どっか行った。
空腹も眠気もうだるほどの暑さも、疲れすら感じない。
ただひたすら走れと。心のままにやっちまえと。頭のどこかでそう叫んでる奴がいて、それに従うのが快感だった。
思えばそれは、あいつらに関わった瞬間から知っていたような気がする。
この3ヶ月間、ただあいつらと一緒に突っ走ってきた。彼らは云わずもがな戦場で剣を取り、わたしは此処で戦った。激情とも使命感ともつかぬ感情のためにひた走った。
彼らの想いが僕の想いと寸分違わずリンクする。そんな感覚に陥ったのは、実はこれが初めてだったりする。
ぶっちゃけ共感なんて、求めていないんです。ただわたしが楽しければいい、他の方も楽しくなればもっといい。そこに感動や涙や普遍的な意味なんて、あってもなくても構わない。有り体に云えば、此処にない何かを求めるためにわたしは筆を取っているのだから。
でも今回は違った。此処にある何かを発信するために、わたしは彼らの手をとった。どうしても伝えたい叫びがある、どうしてもやらねばならないことがある。
バイトを辞めたことが多分一番の原動力だったと想う。あの場所から逃げていなければ、気づけなかったことだから。逃げると云う負の行動が、必ずしもマイナスの結果を生むわけではないことを、わたしは初めて知った。
今なら胸を張って云える。わたしは逃げ出したことを後悔していない。それを証明してくれる何かを見つけたから。その証明がバイト先の方々への云い訳になることはないだろうけど、別にいいや。これはあくまで、第一歩だから。
とはいえ350枚の規定はしんどすぎます。何ひとつ完結しちゃいない。表現し得ない。まぁ余計な文章削ぎ落として話を作るって事に関しては、収穫があったけど。
だから多分、わたしと彼らの闘いはまだ終わってないんです。まだまだ続きがある。隠された部分がある。それを提示しない限り、このモヤモヤは残り続けるのでしょう。
脱稿したらおさらばできると思ってたけど、書いてる最中はそんな日が来ることなんて夢にも想わなかった。終わりは見えているはずなのに、実感として迫ってこない。ずーっと彼らと付き合っていくんだろうな、ああ鬱陶しいなと云う、惰性にも似た思いで今日まで走ってきた。とんだ矛盾。
だから終わりが見えたとき、て云うか迎えた時、いまいちすっきりしなかったし、納得できなかった。今だって煮え切らない思いでいっぱいだ。
あんなにアツい奴ら、これから先多分逢えない気がする。今だから書けたんだと思う。実際のところこれ以上、彼らのようなキャラを書きたくはない。あんな情熱的で迷惑な連中は、彼らだけで充分だ。
だからこそ消化不良になるのは厭なんだ。あまさず書き留めておきたいんだ。彼らの言葉で、わたしの思いを語りたい。彼らの言葉が、わたしを導いて呉れればいい。
そんな気分なんで、もしかしたら……いや、間違いなく、彼らとの付き合いはこれからも続くんだろうなって気がする。いつかそれが、まだ見ぬ貴方へ届けられればいいなとか、身のほど知らずな望みを抱きつつ。ひとまず終止符を打たせていただきます。
サブタイトルはどっちかっつーと、『修羅タチハ荒野ヲ目指ス』の方が気に入っていたりする。つか、しっくりくると思う。
あんなにも厭っていたボスが最後の最後で好きになった。まさに『わが臈たし悪の華』!! パラノイアスタア!! 設定の段階で気に入ってた真智子は云わずもがなの秘蔵っ子。でも実際書いてみて惚れたのは、ご意見版のカメラマンだ。
そして主人公の影が薄いのはもはや僕の話の宿命なんだと思う。合掌。ごめんね王子、決して厭いなわけではないのよただ影が薄くて思わず忘れそうになるだけなのってかやっぱり正直に云う君は心の底から苦手なタイプだ(ノンブレス)
ヒロインは真智子と信じて疑わない。とか臆面も無く云えちゃうのは、書き手の特権なんだ。
ふう……長かったねー。
アルプス山脈も峠を越えたんで、もうそろそろ連載を更新します。BB書きたい気分だけど、上海ナイトメアを更新しないと多分ユーザーさん内容忘れちゃうんだろうな。
最近拍手してくださる方が増えておりまして、嬉しいです。励みになります!! どうもありがとうございます!!!
アリプロって単語選びに難がある上に、変わった歌いかたするんで聞き取りにくいけど、今回はわりかし理解できた……よ。
以下は今の心の叫びを絶賛垂れ流しにするんで、暗転かけます。
誰に向かって発信するわけでもなし。ただ書き留めておきたい、その一心でしたためます。
強迫観念のすごさを、初めて知った気がする。
正直もう駄目かと思った。無理だと思った。眠いし頭痛いし目は疲れるし。それなのに問題は、眩暈がするほど山のように残ってる。此処まで来て、土壇場で、もういい加減諦めようかと思った。
でも不思議なことに、枚数あんまりオーバーしてないって分かった瞬間、疲労が一気に吹っ飛んでった。あんなに頭が痛くて、何も考えられなかったのに。そういうの全部どっか行った。
空腹も眠気もうだるほどの暑さも、疲れすら感じない。
ただひたすら走れと。心のままにやっちまえと。頭のどこかでそう叫んでる奴がいて、それに従うのが快感だった。
思えばそれは、あいつらに関わった瞬間から知っていたような気がする。
この3ヶ月間、ただあいつらと一緒に突っ走ってきた。彼らは云わずもがな戦場で剣を取り、わたしは此処で戦った。激情とも使命感ともつかぬ感情のためにひた走った。
彼らの想いが僕の想いと寸分違わずリンクする。そんな感覚に陥ったのは、実はこれが初めてだったりする。
ぶっちゃけ共感なんて、求めていないんです。ただわたしが楽しければいい、他の方も楽しくなればもっといい。そこに感動や涙や普遍的な意味なんて、あってもなくても構わない。有り体に云えば、此処にない何かを求めるためにわたしは筆を取っているのだから。
でも今回は違った。此処にある何かを発信するために、わたしは彼らの手をとった。どうしても伝えたい叫びがある、どうしてもやらねばならないことがある。
バイトを辞めたことが多分一番の原動力だったと想う。あの場所から逃げていなければ、気づけなかったことだから。逃げると云う負の行動が、必ずしもマイナスの結果を生むわけではないことを、わたしは初めて知った。
今なら胸を張って云える。わたしは逃げ出したことを後悔していない。それを証明してくれる何かを見つけたから。その証明がバイト先の方々への云い訳になることはないだろうけど、別にいいや。これはあくまで、第一歩だから。
とはいえ350枚の規定はしんどすぎます。何ひとつ完結しちゃいない。表現し得ない。まぁ余計な文章削ぎ落として話を作るって事に関しては、収穫があったけど。
だから多分、わたしと彼らの闘いはまだ終わってないんです。まだまだ続きがある。隠された部分がある。それを提示しない限り、このモヤモヤは残り続けるのでしょう。
脱稿したらおさらばできると思ってたけど、書いてる最中はそんな日が来ることなんて夢にも想わなかった。終わりは見えているはずなのに、実感として迫ってこない。ずーっと彼らと付き合っていくんだろうな、ああ鬱陶しいなと云う、惰性にも似た思いで今日まで走ってきた。とんだ矛盾。
だから終わりが見えたとき、て云うか迎えた時、いまいちすっきりしなかったし、納得できなかった。今だって煮え切らない思いでいっぱいだ。
あんなにアツい奴ら、これから先多分逢えない気がする。今だから書けたんだと思う。実際のところこれ以上、彼らのようなキャラを書きたくはない。あんな情熱的で迷惑な連中は、彼らだけで充分だ。
だからこそ消化不良になるのは厭なんだ。あまさず書き留めておきたいんだ。彼らの言葉で、わたしの思いを語りたい。彼らの言葉が、わたしを導いて呉れればいい。
そんな気分なんで、もしかしたら……いや、間違いなく、彼らとの付き合いはこれからも続くんだろうなって気がする。いつかそれが、まだ見ぬ貴方へ届けられればいいなとか、身のほど知らずな望みを抱きつつ。ひとまず終止符を打たせていただきます。
サブタイトルはどっちかっつーと、『修羅タチハ荒野ヲ目指ス』の方が気に入っていたりする。つか、しっくりくると思う。
あんなにも厭っていたボスが最後の最後で好きになった。まさに『わが臈たし悪の華』!! パラノイアスタア!! 設定の段階で気に入ってた真智子は云わずもがなの秘蔵っ子。でも実際書いてみて惚れたのは、ご意見版のカメラマンだ。
そして主人公の影が薄いのはもはや僕の話の宿命なんだと思う。合掌。ごめんね王子、決して厭いなわけではないのよただ影が薄くて思わず忘れそうになるだけなのってかやっぱり正直に云う君は心の底から苦手なタイプだ(ノンブレス)
ヒロインは真智子と信じて疑わない。とか臆面も無く云えちゃうのは、書き手の特権なんだ。
ふう……長かったねー。
アルプス山脈も峠を越えたんで、もうそろそろ連載を更新します。BB書きたい気分だけど、上海ナイトメアを更新しないと多分ユーザーさん内容忘れちゃうんだろうな。
最近拍手してくださる方が増えておりまして、嬉しいです。励みになります!! どうもありがとうございます!!!