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黒船屋の日記のような掃き溜めのような。
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色々と書きたいことがあるので今日は箇条書き。


・何故か地味にサイバーパンク熱が上昇してマルドゥック再読…・・・これで何度目?
カジノの最後のシーンは何度読んでも泣いてしまう罠。「自分にこれが出来たのだ」って一文が効いてると思う。アニメ化中止になったことが激しく悔やまれる。マジでアニメ企画見直して欲しい。OVAでも絶対買う。
そしてカオス理論で髪を七色に染めたドクターの毛根、将来が心配で仕方ない。

・同じ流れでギブソンの『あいどる』を読み始める。ギブソンっつったら『ニューロマンサー』だろ!!と思いつつも、ヴァーチャルアイドルをめぐるミステリーってふれこみに惹かれてこっちを手に取ってしまった。でも黒船屋、サイバーパンクのハードボイルドって正直苦手だ。

・今日は友達とカラオケに行って来ましたww 平日だった所為で利用料金が頼んだ料理と飲み物よりも安いという恐ろしい事態に。

・コミックスの表紙を飾っていた金髪眼帯美少年が登場するのを今か今かと待ち続けて観ていたラインバレル、彼の正体は若き日の森次氏でしたガクブル。あのミステリアスな美少年は何処へ?!てか、幼少期設定ぢゃもう出番ないぢゃないか!!!
そして菅原氏、価値観や常識が統一され個性が奪われた「向こう側」の世界では、そのカウボーイルックは果たして普通なのかと小一時間問い詰めたい。

・小畑漫画の「バクマン。」にハマる。ストーリー云々よりも、中学生が夢を目指して人生かけて漫画を書く姿に魅力を覚える。同じ系統で、かつて読んだ日本橋ヨヲコの「G線上へブンズドア」もよかったなぁ。最終巻は滂沱の涙でした。やっぱ奇麗にまとまる話っていいよね←


みたいな(`・ω・´)

就活はいちおうやっているけど全然進歩しない感じ。なんか今までやってきたことが時間の無駄のように思えてくるんだぜふははっは←ネガティヴ上等

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人を不幸にする夢が多すぎた(c)


先週ラインバレルを見終わった後、何気なくチャンネル回していたら以前から見たかった作品を偶然放送していて思わず寝るのを忘れた黒船屋です、ごきげんよう。
『上海バンスキング』という映画です。原作は斉藤憐の戯曲。つまりは舞台作品を映画化したものですね。

日中戦争前夜から敗戦直後までの上海を舞台に、時代の波に翻弄されるジャズメンたちの生活を生き生きと、時に残酷に描いた作品(@ブリタニカ百科事典)
途中から見たので事情を把握するのに手間取りましたが、ていうか何の映画かさっぱり分かんなかったのですが、そこはそれ。昭和くさい画像とどことなくお中華な雰囲気に惹きつけられて見てるうちに、『上海バンスキングだ』って気づいた次第です。
高校?の頃から気になってて、あらすじ読む限りでは敗戦による挫折とそこから再起するジャズバンドの比較的明るい話かと推測してたのですが。とんでもない。
むしろ逆でした。上海に渡ってジャズに人生かけた人々が戦争と云う時代の流れに翻弄され、ある人は戦争に召集され、ある人は阿片に溺れ、あの輝かしい日々はなんだったのかと苦い追憶に耽りながら終わってゆく……。って、これバッドエンドぢゃんよ。
戦争と敗戦と云う暗い過去をジャズでふっとばして、明るい未来に繋げていこうぜ!!って話のほうがジャズを題材にしているのならしっくりきたのかなぁと思わないでもないですが、夢を追っていたかつての青年達が、大きな「何か」に飲み込まれて夢を見失ってゆくというテーマも興味深かったです。
夢を追って上海へ→挫折、みたいな流れとか、「人を不幸にする夢が多すぎた」とか、どことなく森川久美の「南京路に花吹雪」を髣髴させたり。夢と繁栄、挫折と頽廃、権力と闘争、みたいなものが入り混じった時代の上海って、映画なり漫画なりで表現するとそういうテーマに流れ着きやすいのかなと思ったりもしましたよ偉そうに。でもそれを確かめたいという思いも含め、やっぱり当時の上海への興味はつきなかったりします。
そして何より「魔都」と呼ばれた時代の上海の映像が美しく妖しく、わたしのハートを打ち抜かずにはいられませんでした。てか、ロケするにしても映画製作当時だったら、まだ古い時代の上海の面影が残っていたんだろうなぁ。そういう「つくりもの」ではない背景がそこかしこにあって、それだけで僕はもう満足でした。
あとろくでなし旦那に捨てられたヒロインと、日本軍中尉の仄かなラブロマンスとか、かなりまくまくしました。旦那が彼女を置いて逃げ出した後、偶然その場に居合わせた中尉と、旦那を驚かせようと着飾ったヒロインがタンゴを踊るシーンとか、中尉が満州に召集される前夜、彼のためにピアノを弾いて涙するヒロインとか、かなりときめきました。軍服とレヴューのダンサーであるヒロイン、そして上海と云う組み合わせ!!あああこれが萌えずにいられようか!!
ヒロイン役が松坂慶子だったのですが、おっとりしたお嬢さんっぽさのなかに、時代を生き抜くしなやかな芯の強さが垣間見え、その辺が非常に好感が持てました。おっとりしてるのに、いざと云うときの対応がそつなく理知的で、魅力のあるヒロインだったわ。が!!彼女の名前がわたしの本名と一緒で、名前を呼ばれるたびになにやらむずむずするのがちょっとアレでした。
時折挟まれるジャズバンドの演奏シーンもいいスパイスになってた。軍人相手に「swing×3」演奏した時とか、ぞくっとしたわぁ。これ、実際に舞台で見たらすごい迫力なんだろうな。

夢と自由と栄光と。時代の残酷さと、人生のほろ苦さをジャズと上海を軸に描いた物語です。
気になった方、一度ご覧になっては如何でしょうか? オススメ度は★★★くらい、かな?



歴史を啄ばみ 集めて(c)


ただ今バイトから帰宅したばかりでございますアニョハセヨ★
雪、マジで降ってました。ネオン眩しい歌舞伎町の空に舞う白い断片も奇麗だったけど、誰も居ない夜道にしんしんと墜ちてゆく雪の、なんと静かで厳かなことか。今此処で、息づいてるのは自分だけと云う感覚に、えもいわれぬ安堵と虚無がこみあげる。
でも電車止まんなくて良かった。


昨日は冠婚葬祭の企業を見てきました。婚礼と、葬祭が主な事業だそうです。なぜこの企業を選んだのか未だ理解に苦しむ。ここの説明会に参加しようと思った自分に小一時間問い詰めたい。リアルおくりびとになるつもりだったのか?
葬儀屋って職種も、不景気に左右されないから狙い目かなと思ってはいるのですが。人身事故とか火事とかの要素を考えると躊躇う。故人に失礼だと分かってはいるけれど、正直な話ご遺体の損傷が激しすぎる依頼主を受け入れる度量はわたしには無い。
でも常に死を身近に感じられる仕事ってのもなかなか稀有だとは思う。生と死はいつの時代も、人の心を掴んでやまないものだから。傲慢だと知っていても、わたしはその理由を知りたいと心のどこかで思っている。あんなに死が近しいものだと、人生観変わりそう。
インド行くと人生観変わるって云いますよね。その流れで最近気になっているのが「鳥葬」チベットの伝統的な弔い方の一つで、ご遺体をばらばらに解体して鳥に食べさせ、天へと還すという思想から来ているらしいです。
何だかギリシア神話のプロメテウスを思い出すけれど。まぁこっちは拷問だから全然別物でしょう。
ガンジスに流れる焼死体のそばで沐浴するってのも大変ショッキングだろうが、こちらも異文化の民からしたら猟奇以外の何者でもない。だから興味本位で見てみたいとか絶対思えない。その前に自分で書いてるくせにグロイの駄目だからお金貰っても拝見したくありません。
でも興味本位な野次馬根性で拝見しても、それは死者の尊厳を汚すことに他ならないし、未開発の地と呼ばれる土地の風習を上から目線で暗に貶めているようなものだから、異文化理解には繋がらないと思うわけで。やはり「異なっている」からには、理解できない部分もあってしかるべきだし、それを無理に理解しようとしてもそれは限りなく不毛に近い行為なのではないかと思う。
儀式のよしあしを論じるのではなく、その光景を見て、知って、自分がどう感じたか。恐怖でも嫌悪でも崇拝でも衝撃でもいい。ありのまま浮かんできた感情を、自分がどんな風に受け止めたか。それを冷静に純粋に見つめて偽らないことから、理解が生まれるような気がする。
……あれ、何云いたかったんだっけ俺は。
…………。
難しいこと考えるの飽きたので、寝ます←


なぜか『銭ゲバ』の松山ケンイチにときめいてしまった黒船屋です、ごきげんよう。
そこまで美形って人ぢゃないけど……イイ(*´д`*) なんで陰のある悪い男って、あんなに色っぽいのだろう。まくまくします。
あと方言の「~ズラ」がちょっとかわゆい。普通に使ったら間違いなくどこぞの萌え要素になりかねないズラ←


さて。お待ちかね?のB×B更新です。こぉいうエピソードとエピソードを結ぶつなぎの話って書くのがどうしても遅くなりがち。書きたいシーンに比べてモチベーションが低いからね。しかも織り込む情報が多すぎて無駄に頁を食うし……。いいことなしです。
以下はこぼれ話。ネタバレしているので、ご覧になってからお読みすることをお奨めします。


……降りましたね、雪(`・ω・´)
東京は牡丹雪が、灰の空にはらはらと散っては消えてゆきました。
雪が舞うモノクロの景色って、何であんなに美しいんだろう。都会の味気ないビルの空すら、白く浄化されてゆくようだわ。
二・二六の時も、こんな空が帝都を見下ろしていたのだろうか、と感慨にふけること然り。
ていうか昨日雪、降ってくれれば良かったのに。雰囲気出まくりだろww


さて、そんな雪の中いそいそと、凝りもせずに某企業の選考会へ。
会議室めいた会場には三つのテーブル。その上には扇子・団扇・パペット・鍋つかみ・薔薇の造花などなど、フリーダム過ぎるグッツが載っております。
それらを使って、自己アピールをしろとの仰せ。
と、いきなり云われてもアピールすることなんてもともとゼロに等しい黒船屋。さらに限定されたらもう喋ることがございません。
仕方がないのでありきたりだがパペット使って、恥を偲んで初音ミクもどきの声で自己紹介。
……会議室に、沈黙が舞い降りた(プロ/ジェ/クトX風に)
グループに分かれて自己アピールをするものだったのですが、他のグループの注目まで集める結果に。
これ……なんてグランギニョル??←
別にそこまで行きたい企業ぢゃないし、一回しか逢わない人たちにどう思われようと構わないのだけど。でも流石にあの空気は気まずすぎました。
同じグループだった子は、励ましてくださいましたが。とてもいい娘さんでした。はきはきしていて、場の空気を自然に柔らかくするような。
それに比べて僕ときたら……あああああ、今思い出しても恥ずかしい!!人格的にも社会的にも欠陥が多すぎるのだわ!
恥の多い人生を送ってきました。
……この台詞、くせになりそうだな(`・ω・´)

そうそう、読み終わりましたよ「人間失格」
冒頭あたりは「あ~、わかるわその気持ち!!」と身勝手な共感を抱いていたんですが、読み進めるに連れてどんどんその気持ちが引き剥がされていったというか……主人公が抱える社会への恐怖と疎外感は、簡単に理解できるようなものぢゃないなと、勝手に共感してしまった自分を恥じるような思いに駆られました。
月並みだけど、彼はきっとこの世で生きてゆくには純粋で、感覚が鋭敏すぎたのだと思う。心中未遂を起こそうが、アル中になろうが、麻薬中毒に冒されようが、彼は狂ってなんかいなかった。彼に狂人のレッテルを貼った、世界も狂っていなかった。ただ両者が、互いに異質で相容れることのない「何か」を抱えていた。悲劇の理由は、それだけだと思う。でもそれだけ、と云って簡単に割り切れるものではないから、鬱になる。世界と自己との隠された距離感が、べろりと剥がれ暴かれるかのように。
それから彼が必至で「いい子」の仮面を装い続けていたのは、それを社会が暗に彼に押し付けていたのかな、とも思った。彼は世界が求める自らの虚像を、その生涯をもって彼を取り巻く人々へ捧げた。「神様みたいないい人でした」っていう知り合いの評価は、彼自身の苦悩すら、その供物として世界に飲み込まれてしまったことを示しているんぢゃなかろうか。
……中二ですね。はい、中ニです。悶々と談義するのはここまでにしましょう。あんまり知的な推察を巡らせそうもないし。そもそも知的な思考回路なんて持ってないけど!←


なんにせよ、今日も恥の多い書き込みばかりしてきました←本当にくせになってるー!!

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