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黒船屋の日記のような掃き溜めのような。
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地下鉄の階段を上りきると、蝉時雨の洪水がどっと押し寄せてきた。
鬱蒼と繁る緑陰が天を覆い隠す。日暮れの近い都会の真ん中で肌に感じるのは、生温い熱気ではなく、背筋を伸ばさずにはいられない圧迫感だった。
初めてこの界隈を歩いたときのことがまざまざと甦る。やはり夏の暑い黄昏どきだった。東京の中心に位置するのに、なんでこんなに緑が多いんだろうと不思議に思った。それ以上に胸に迫ったのは、えもいわれぬ威圧感だ。ここだけ空気が違う、世界が違う。何か厳粛で大きなものに護られている。言葉にしては不可ないような気配に息苦しくなり、畏れをなしたわたしはただ黙々と歩くしかなかった。

武道館周辺を、日本有数の右翼地帯だと何処かのコラムで称しているのを見かけた。靖国神社に昭和館、九段会館は二・二六事件の際戒厳司令部が置かれた軍人会館を引き継いだものだし、旧陸軍の親睦事業を行った偕行社もこの近辺にあった。実際はどうなのかは分からないが、事情を知らなかったかつてのわたしですら、なにか特別な気配を感じたのにはそうした背景が滲み出していたからかもしれない。
前日には戦没者遺族や政府の要人、報道者らが押しかけたであろうこの界隈も、今日はまた別の賑わいを見せている。九段下の地下鉄駅からひっきりなしに武道館へ向かう人の波は、楽しげな面持ちの若い女性が殆どだった。
友人から『GO×3!フェス』(=ガンダム00とコードギアスの共同イベント)のチケットを頂いて、初めて武道館というものに行ってきた。其処で未だに東京の地理に明るくないわたしを迎えたのは、暑い夏の日に歩いた緑豊かな坂道と、鳴り止まぬ蝉時雨だった。
かつて見たその光景が今もなお鮮明に焼きついているのは、ひとえにその土地の持つ独特の気配に強く惹きつけられていたからだろう。何の変哲もない、当初の目的とはまるで関係のない、けれども消えることのない記憶。今振り返ってみればあの時感じた『何か』が、わたしの心象風景として心に深く根を下ろしているのだと思わざるをえない。





終戦記念日の翌日にこのイベントが武道館で開催される、と云う巡り合わせに奇妙な縁を感じる。00もギアスも、物語の根幹に『戦争』というテーマが横たわっている作品だ。わたしたちはそれを娯楽として、毎週毎週飽きもせずに享受している。
終戦から63年を迎え、戦争から断絶した日々を送る我らは、云い方に語弊があるだろうが娯楽のなかに組み込まれた争いに『戦争』を感じとるしか出来ないのだろうな。会場前に設置されたグッツ販売スペースに群がる人々を横目に、柄にもなくそう考えてしまった。そんなん、わたしごときが偉そうに云えることではないけれど。


それが正しいか否かなんて是非するつもりなどない。誤解を恐れずに云うなら、わたしは両作品が面白ければそれでいい。作品の主題やら争いの描き方にケチをつけるつもりもない。……正直なところ、抽象的に過ぎる00の台詞まわしやギアスのかっこつけたモノローグに辟易しているのも事実だが。それは銀河の彼方に放り出して置くとして。
ただ二つの作品を通して『戦争』を考え、知った気になるのはあまりに傲慢なのではないか。面白いアニメを見て戦争否定して、平和って素晴らしいねと考えるのは軽すぎやしないか、平和ってもっと尊いもんだろなどと毒づきたくなるのです。争いの何たるかを知らない我々が高らかに平和を謳ったって、それ相応の軽さにしかならないと、自嘲ぎみに溜息をつきたくもなるのです。
武道館の天井に掲げられた日の丸が、誇らかに我々を見下ろしています。なんだか恥じ入った気分でその国旗を仰ぎ見ておりました。
けれども、まぁ。それはさておき。
この夏の日に武道館でアリプロの大和ロックが聴けたと云うのも何かの巡りあわせでしょう。アリカ嬢の『今ある平和を大切に』というお言葉を噛み締めつつ、日本有数の右翼地帯を後にする黒船屋なのでした。




……画像は田安門前で撮った軍人会館……ぢゃなかった、九段会館。高二の夏、この界隈がどんな場処なのか知る由もなかったわたしは、このいい具合に古びた威容の建物に胸を躍らせておりました。素敵ー、かっこいいー、此処で結婚式挙げられるのー?すげぇー!!などとはしゃぎながら。無知って恐いわー(笑)
それと、天井の日の丸はギアスの余興に使うんぢゃないかと本気で考えました。合衆国日本。いや、素晴らしい仕掛けだわ!と思いきや単に飾ってあっただけだった……orz


イベントそのものは、OP&EDを担当した方々の演奏と声優さんの朗読で構成されていました。ステージの前にでっかいスクリーンが掲げられ、そこに映像がながれるんだけど、MADを見慣れてる身としては、なんとも新鮮味に欠ける演出でした……なんて野暮なことは云わぬが花か。
しかし一万人……お仲間がこんなにいるのか日本には……と、なにやらこそばゆい思いでしたね。あとこう云うイベントに参加するのは人生初体験なので、驚きの連続でした。ペンライト……買っときゃ良かった(泣)

楽しかったんですけど、贅沢云うならバックホーンも呼んで欲しかったな、なんて……。あの場で『罠』歌ってくださったら、もう歓喜のあまり大絶叫しそう。てか、単にバックホーンを生で聴いてみたかっただけ。
おそらくあの時、彼らはアニメの祭典ではなく、どっかのロックフェスに参加していたのでしょうね……ロックのバンドだもんね(涙) たちうちできるわけがない……か?

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最寄り駅の前に、満開の桃の花が咲いておりました。真夜中の薄闇にくっきりと浮かぶ、桃色の影絵。
吹きつける風はまだ少し冷たい。だけど夜に一人で歩くのが、たまらなくしんどくなるほどぢゃない。仄かな温もりを忍ばせた春先の風は、冬の終わりを告げるかのように軽やかに通り過ぎてゆく。
皆さんいかが、お過ごしでしょう?

今更だけど、『Always~三丁目の夕日』をDVDで観た。
これが爆発的にヒットする以前から、昭和中期(高度経済成長期)にただならぬ憧れを抱いておりまして、是非観たいなと思っておりました。
しかし公開当時は受験真っ只中で、精神的に観に行くような余裕がなく、泣く泣く劇場で観るのを諦めたのを覚えています。そのままずるずると鑑賞するのを先送りにしていたのですが、他に借りるDVDもなかったために今回借りてきた次第で御座います。

『絶対泣ける』とか、『感動作』と云われているわりには、そう号泣するような場面はなかったように思います。
ところどころにホロリ……とさせられる場面がある程度。しかしクライマックスと、茶川がヒロミちゃんに指輪あげるシーンはやっぱり泣きました。どうもああ云う演出に弱いようです。
CGはほんとに精巧かつ緻密で、不自然なくらいでした。背景やセットはともかく、電車や自動車の車窓から見える景色はいかにもはめ込んでますって感じで、いただけない。レトロな雰囲気や大道具なんかは物凄く、血が煮え立つくらい好みなんですが……やっぱり不自然。
不自然すぎて、もしやこれは形を変えたSF映画なのではないかと錯覚するくらいでした。ヒューマンドラマにCGって、それくらい違和感あります。
それから茶川先生のキャラクターがもっそい笑えました。何あのツンデレ!!龍之介(わけあって預かっている子ども)をひっぱたいたあと、泣きながら抱きしめて『心配させんなよ』と云っときながら、『お前なんか、赤の他人なんだからな!』と云い張る三十路男……一度に裏腹な態度を見せる、これぞまさにツンデレの見本?!みたいな……でも、萌えではない。
龍之介はその心と態度が矛盾してる性格を知ってるから、彼のことを慕っているんだよな。よく出来た子どもだ。先生のうだつのあがらない駄目男っぷりも、いい感じに出ていたと思います。なんか京極堂シリーズの関くんが饒舌になったみたいなキャラだった。
それから薬師丸ひろ子がいい演技してた。てゆーか鈴木オートの奥さんのキャラが光ってた……家出した所為で熱出して寝込んだ息子が、奥さんに感謝の言葉を述べた後、『感謝してるから、お医者さんは呼ばないで』と云うのに満面の笑みを浮かべながら『それは無理よ……だってもう呼んじゃったもんvv』って云ったシーンはほんと恐かったです……あんた鬼畜や!!
それを云うなら初めの方で、堀北真希をどやしつけようとした堤真一に向かって、『一体今まで何人やめたと思ってるの?!』と怒鳴ったシーンも腹黒っぽさが窺えたなぁ。云い争う夫婦の姿が画面から消えた場面だったから、余計得体が知れなかった……奥さん最強!!かっけぇ!!

消化不良な感じがしたので、次回作も観たいです。でもまだDVD出てないんだよね。主題歌をBUMPが歌ってるから、気になってたんだけど……。どうでもいいけどBUMPが主題曲歌うって聞いた瞬間に、これはもう泣くの必須だなとか思いました。BUMPはなぁ……中学の頃ぼろっぼろに泣きながら聴いた記憶が強いからなぁ……。
重く胸にのしかかってくる切なさや遣る瀬無さを歌に込め、魂に向かって叫ぶような歌を聴かせてくれるのは、今のところBUMPとバックホーン以外思いつかないです。

それにしても話が飛びまくったな。しかもまたまとまりのない……もっと統合性のある文章書こうよ、俺……orz

私信 Sちゃんへ≫SO長と235ちゃん、君の大学に合格したんだ?!おめでとう!って、君に云っても意味ないよね(汗)
ふっふっふ、これで引き続き、彼女たちをみっちり可愛がってあげられますねvv 他の二人は、無事前期合格できたのかな?
OG本……って、僕が音頭取るの?!えっ、そんな無謀な……。やっぱり問題は発行と印刷だよね……場所が確保できないんぢゃ、難しいものがあるよね……。何かいい方法はないものか。
話は変わるけれど、君の文芸部のサイト見たよ~!! 作品がWebでも読めるって、便利でいいね。今はまだ詩の号しか読めてないけど(君の作品は)、他のものも読めたらいいなと期待ながら、待っておりますね。


昨日友人とメール中に母から電話がかかってきて、『すわ、久方ぶりの二代目情報か?!』と意気込んで携帯に飛びついたとき。

わたし『今日は何の話?!←(ニュースとかの二代目情報)期待しまくり』
母『えーとね、最近テニスの王●様が活躍してるよねvv』

……そっちかァァァアア!!
今夜の話題はリアルテニス界で話題をさらっている十代の少年についてでした。え……今更?!
電話に出たときよりもテンション100倍↓↓したわたしの気配に気付いた母は、『そんなに(二代目に)はまってるのか』と苦笑いしてました。
だって最近公式サイトとかだけぢゃテレヴィ出演の情報おっつかないんだもん……こんな時、新聞取ってない自分の身の上を不幸に思います(随分軽い不幸だな)
うちの母は結構二代目情報吸引力があると見込んでいるので、電話があるときは密かに期待したりしているのです。次こそは……!!

そう云うわけで(え) 『座頭市』鑑賞感想。またの名を二代目銀幕デヴュー作鑑賞会感想(痛)
かなり偏見に満ちたどーでもいい感想なんで、反転かけときます。内容も、観た人にしか多分分からない。

『問答無用のカタルシス』と謳っているわりには、そんなに見応えのあるアクションではなかったような感じがした、と云うのが正直な感想。
わたしがハリウッドのB級アクションものに見慣れてしまった所為かもしれない。大立ち回りを演じてる割には、小粒な印象を受けました。
カメラワークがぎこちないみたい、とも感じました。殺陣って役者の腕もさることながら、カメラの映し方如何によっても変わってくるから。襖や木の扉などの小道具を使った技なんかは、上手い撮りかたしてるなと思ったけど。暗闇の賭場での大立ち回りも、天井に刺さった刀の映像を効果的に使ってるのは面白いと思ったけど、正直何が起こってるのかよく分からなくて、のめり込めなかったなぁ。
アクションが小粒に見えた理由の一つに、市の戦術が地味ってのもあるのかもしれない。彼の武器(杖に仕込んだ太刀)は何か暗器っぽいから、派手に大暴れする前に決着がついてしまうんだろうな。その上『最強』なんだから、剣を交える前に勝負がついちゃうのも当たり前なわけで。宿敵?浅野忠信との決着のシーンも、あっさり終わっちゃったんで妙に味気なかった。
とは云え全編に鏤められた殺陣シーンの数々には心躍りました。市も強いけど、前述したとおり戦い方に無駄がないから、あっけなく感じてしまう。だからどっちかというと、浅野忠信演じる浪人のほうがカッコ善く見えましたvv ばっさばっさと無情に敵を斬り倒す姿はまさに阿修羅の如く!!顔色一つ変えず、息一つ乱さずに日本刀を操る姿が爽快でした。
あと木刀で戦うシーンね!!浅野さんがまだ武士だった頃の話ね!!あのアクションは好きだなぁ。彼の名誉を傷つけた浪士と木刀で斬り結ぶシーンなんですけど、この浪士の動きが軽やか且つ力強いこと!余裕綽々の表情で豪快に笑い、体術を交えつつ迎え来る敵を問答無用でぶん殴る(無論、木刀でですよ)!あれなら木刀でも死人くらい出すかもしれん……(恐)とにかく見事な殺陣シーンを拝めました。

例のタップシーンも、壮観でしたよ。タップのリズムって、殺陣とかのアクションシーンにすごくよくマッチするなぁ、と改めて思いました。
やっぱり殺陣って、リズムが命なんですよ!本当の殺し合いにそんな余剰は無用ですが、舞台なり映画なり、そこで『演じている』からには華やかさがないと面白くないわけで。その華やかさ、見栄えの善さは、リズムがないと生きてこない。斬り合うもの同士の息遣い、緊迫感、躰の動きは、ある意味踊りに近いものがあるんぢゃないかと。そんなどーでもいい持論があります(経験者でもないくせに偉そうなこと云うな)
だからってわけぢゃないけど、タップのリズムって凄い好きです。痛快感がある。刻み付けるような音の連なりが、心を浮き立たせる。そんな感じ。

それから大楠道代さんが相変わらずいい味出してました。『ツィゴイネルワイゼン』のモダンなマダムは何処へ?! 始め見たとき、道代さんだってわかんなかったよ!! すっかり田舎百姓のおかみさんになっちゃって、まー。でも台詞に時折、ぞわぞわってくる婀娜っぽさが漂ってました。流石。
浅野忠信さんは何時見てもかっちょいい。個性派。岸辺一徳さんはやっぱり悪役顔でした。あの小悪党が何処でどう間違ったら、『しゃばけ』の若だんなのお父様になるんだろう……神秘。あとふと見せるお茶目な一面が可愛かった。

で。問題の二代目登場シーン(おせいの子ども時代)なんだが。
……あれ?わたしこのシーン見覚えあるぞ。二代目紹介する時のVTRでぢゃなくて、ちゃんと何かで観た覚えがあるぞ。
以前チラッと、『座頭市』が放映された時にでも観たのかな~?陰間とか男色とかの単語に敏感に反応する俺だもの、きっとなにかを嗅ぎ付けたに違いない。
そう云えば映画が上映されていた頃から、『男に買われた少年』とかって設定にただならぬパトスを燃やしていたもんな。こんな幼い、あどけない男の子になんてシーンを演じさせるんだ!!と云いつつ、心では小躍りしていたような。
そっかー、あの美少年が二代目だったかー……って、何ィィ?!
あの頃からこのコの将来が楽しみだわぁ、うふふふふふ……とかって舌なめずりしていたけれど、今頃になってまじではまるとは思わなんだ……orz

えろ親父に躰撫で回されるシーンも背徳の香りがして、それだけでもう鼻血ものなんですけど、個人的にはまったのは『おじさん、あたしのこと買ってくれない?』の台詞。一気に思考がぶっ飛びました。桃色天国の彼方へと。
もう!!二代目に、何て台詞云わせるの!!!!!ただでさえ美少年(それは時に、少年愛と云う禁忌をも含む)なのに、そんなこと云わせたら全国の腐女子のみならず、不埒な殿方まで虜にさせちゃうでしょう?!ほんとえげつない!!『トゥーランドット』で宦官やるって聞いた時もえげつないと思ったけど、それ以上にえげつない!!
嗚呼、だからこの作品はR指定なのね。あどけない小悪魔な美少年の妖しさが、中学生には毒なのよね。てーか、君の存在そのものがR指定だよ!!(マジでェェェ?!)
……とりあえず冷静になろう。はい、深呼吸~~!!
それにしてもこれ出演した時の二代目は、ことの重大さを分かってて演じていたんだろうか。その辺を直接問いただしてみたいような気分だよ……。そしてまた、今度もこう云う役演じてみたいか訊いて見たいよ……むしろ貴方が厭と云おうと、やっていただきたいのが腐女子の本音ですが。


……最後のほうは、総スルーなさることが見の為かと存じます。
上記の記事をお読みになって気分を害された方は、本当にごめんなさい。最低と罵ってくださって一向に構いません。あまりにも著しく気分を害された場合は、この書き込み、削除させていただきます。

あーあ、とうとうやっちゃったよ……って気分です。何でこう、脳内妄想を内に秘めずに曝け出しちゃうかな。


3連休は実家に帰って、成人式の前撮りを撮りに行ってきました!!
和装は大好きなので、滅多に着れない着物を着れて満足です。髪型を花魁風にしたいなぁぁって思って、日本髪風に結って下さいって云ったら、なんか舞妓さんみたいになった。ちょっと残念。こんな図体のでかい舞妓はんは、そうそうおりまへんで(何)

そう云うわけで。
一日遅れのしゃばけ(ドラマ)感想。例によって箇条書き。どーしよーもないことしか書いてないので以下反転。

・しょっぱなから二代目(鈴彦姫)のご登場に全力でガッツポーズする黒船屋。二代目の出演するドラマを見たのは何気に初めてだったりする。
・ってか、二代目声が!!声が!!!……完全におにゃのこだよ……嘘。ちょっ……貴方は一体どこから声出してんですか?! 本日一番のサプライズ。
・人殺しから手を取り合って逃げる若だんな&鈴彦姫。いーなー手越くん、わたしも二代目と手ぇ繋ぎたい(痛)!!
・冒頭の、仁吉たちと若だんなと鈴彦姫のやり取りがちょっと端折られてて物足りなかった。妖と人間の常識の差?みたいなものがさり気なく描かれているみたいで、いいなと思ってたんだけど。……本音は二代目をもっと出せってことですが。みもふたもない。
・こんだけ騒いどいてなんだが、鈴彦姫は少女ぽくておきゃんな、愛らしいイメージがありました。二代目だと、美人すぎ&艶っぽすぎる。
・この話って文政の頃が舞台だったんだ……(今更)
・映像化すると、佐助&仁吉の過保護っぷりが一段と輪をかけて過剰で、ギャグっぽい。原作より、二人とも若だんなにめろめろって感じかな。佐助→若だんな←仁吉のツナサンド的な関係図。
・ジャ●ーズにこんなことでケチつけるのも莫迦らしいが、若だんな演技拙すぎる……気弱な感じは悪くないけど、台詞棒読み……。
・展開速いなぁ。(開始20分で)もう木乃伊出しちゃうの?
・廊下の梁を額でぶっ壊す佐助に笑った。この人小説の時よりいい味出してる!!仁吉さんにキャラ喰われてない!!!
・若だんな……そこは貴方の度胸と気転で乗り越えてもらいたかった……(蔵でなりぞこないに襲われたシーン)
・つうかこれはあれだ。若だんながなりぞこないにピーられかけてるようにしか見えん。
・佐助と仁吉が若だんなに初めて逢ったシーン。あそこは原作どおり、10歳~15歳くらいの少年に演じてもらいたかったかな。あとじいちゃん出てきて欲しかった。
・妖怪会議。あそこは土蔵ぢゃなくて,若だんなの座敷でやるから意味があるんぢゃないか!みんなで宴会しながら我先にと情報通達するのが楽しいんぢゃないか!!あと屏風のぞきをハブにすんな!!可哀想だろ!!
・イロモノ妖怪が集まる中、二代目だけ物凄い存在感を放ってました。すげぇ……二代目のとこだけ空気が違う……紫がかってる(VFXです) あそこだけ極楽浄土のやうな……紫のオーラが出てる(特撮だから!!)
・鳴家可愛いvv
・若だんなの演技がしょぼいのは、この際見逃そう。客寄せにジ●ニーズ主演にしたのにも、目を瞑ろう。だけどあの栄吉だけは赦せない。イメージぶち壊しもいいとこです。あれぢゃあ下手なBL漫画ですよ?!栄吉はひょうきんだけどいざって時に頼りがいがあるやつぢゃないと、駄目!!云っちゃあ悪いが、あの幼馴染は見ていて非常に不愉快でした。
・籠に乗った薬屋が殺されるシーンは上手いと思いました。小説ならではの叙述トリックを、上手く映像に転化したと思います。わたしも危うく騙されかけた(単純)。
・二代目、たまに声が男の子に戻ってる……ちょっとほっとした。
・お祭の時の若だんな可愛すぎでした。女の子みたい……手代二人を引き連れてはしゃぐ姿は、さながら乙女ゲーのイベントシーンのやう。無邪気なヒロインを落とせるのは体育会系の頼れる兄貴か、それともイケメンのクラスメイトか?!何時もと違う浴衣姿にときめく、そのきらめく笑顔は誰にも渡さない!って感じ(をい)
・放送中盤眠くなったが、例の妖怪会議で眼が冴えました。ええ、ばっちり醒めましたとも。仁吉に云い寄る鈴彦姫。原作にはない組み合わせ!!厭だ!二代目それは反則っ!!!ふわぁっと仁吉の元へ飛んでゆき、必殺の流し目でイケメン手代を誘惑する美女……すいません仁吉さん、その場処、入れ替わってもらえませんかね??嗚呼、でも駄目だ。あんな眼で見られた日にゃあ心臓麻痺で即あの世逝き……でもいいわ、貴方に見つめられて死ぬなら本望(痛すぎる)!!屹度極楽へ参れることでせう。すごいご利益ありそう。
・けども仁吉にあっさりふられる鈴彦姫。……二代目、わたしでよければお付き合いいたしますわよ(痛)?ほら、あの人には千年も前からの思い人がいらっしゃるんですもの……って、ええ?!その話もう第一弾でばらしちゃうの?!マジかよ!!
・鳴家ギザカワユスvv
・って思ったら、佐助の過去も何気に明かされてるし!!風呂焚きながら喋っちゃってるし!!マジでェェェ?!
・松之介さんの過去を語ったシーン、目頭が熱くなりました。なんて云うかなぁ、親心って複雑だ(え、そんだけ?)
・若だんなの喋り方が段々カマっぽくなってる……厭。一人称が私だから余計厭。若だんなはもっと気骨がある江戸っ子よ!!体は弱いけど頭脳は冴え渡っているのよ!!そんなBLゲームのウルウル系受けオーラ出しまくっててどうすんの?!
・幼馴染二人の演技のしょぼさは本当に眼が余るな!どっちか片方ならまだしも、両方だと萎える。あれぢゃあどっちが受けかわかんねぇよ。
・え、原作にどっこいしょ(@京極堂=独鈷緒)なんか出てきたっけ??
・最後に一回くらい、二代目出てきてくださらないかしら?
・と思ってたら、エンドロールでNG出して苦笑いしてる二代目が!!やばい、可愛いっ!!!どうしよう!!!(お前がな) おぎんさんとの別れのシーンで、仁吉がミスってごめんなさいしてるところも、微笑ましくて素敵でした。
・ダンシング鳴家、でら可愛い。家に一匹欲しい!!


しゃばけの泣き所は、家族の絆にあると思うんです。いい面だけぢゃない、悪い面も含めて。『空のビードロ』(『ぬしさまへ』収録。松之介の過去話)なんか、涙無しに読めません。
それから若だんなの病弱さも、それに深みを与えていると思う。彼が病弱設定なのはキャラ萌えのためぢゃなく(当たり前だが)、健全な精神とそれについていかない体のギャップが生み出すもどかしさ、そのために家族を心配させてしまうことへの嘆きにある。あまりの病弱ぶり&周りの甘やかしぶりに時に自暴自棄になるって気持ちも共感できる。けれどあの時代に彼ほど病弱だったらそう長くは生きられないだろうし、それゆえに彼を生かそうとする人たちの想いにも心動かされるものがあって。両方の気持ちがすれ違い、受け入れあってゆく姿がいいなと。本を読んでいて思いました。
ドラマだとそう云った面を余すとこなく表現するのは難しいと思うし、期待はしてませんでした。内容の齟齬による落胆も、予想の範疇に収まっていたと思います。栄吉以外はね。本当に、あれはなんなんだと製作者に小一時間問い詰めたい。悪いのは栄吉役の彼ぢゃないよ。彼を起用した製作者のほう!!
こう云っちゃあ何だが、腐女子向けのドラマに仕上がっていたと思います。手代コンビといい、栄吉と若だんなといい。わたしは6割がた二代目目当てで見てたから、別にそんなのどうでもよかったんだが、純粋にファンとして見たら、相当苛々したと思うよ。二代目のお陰で、多少のアレには眼をつぶれた気がする。
わたしもなんだかんだでBL好きだけどさぁ。ゴールデンタイムで如何にもそれを狙いましたって内容の話は正直好きになれない。むしろ厭。出直して来いって思う。
それにしても本当に……どうでもいい感想をよくここまで一生懸命書いたな。自分すげェな。半分くらい二代目についてしかコメントしてねぇぢゃん。どんだけ痛いとこ晒せば気が済むんだ黒船屋。

教室で本読んでたら、後ろから沢●エリカの謝罪について話してる人が居て、思わず耳をそばだててしまった。
映画の記者会見のほうは知ってるけど、涙の謝罪インタヴューをしていたなんて、存じ上げませんでしたわ。
そっかー、結局謝っちゃったのかー。謝るくらいなら、始めからそんなことすんなよって思いますが。ぶっきらぼうな口調とか、不機嫌な表情とか、わたし厭いぢゃなかったのに。奇麗な人が物憂げに『別に』って云い捨てる姿が、好きです。お傍に居るのはごめんですが、遠くから憧れていたい。
今回の件に関し、「特A級の美人でないと、ヒール役は務まらない」とどなたかが云っていて、的を得ているなとは思いました。こう云ってはなんですが、沢●さんではちょっとそれには役不足かな、と思わないでもない。彼女は女王様になるには、あまりにも大衆文化に迎合している。なんて云うか、あまり印象に残らないのです。今回のような問題を起こさない限り。
日本のメディアって、道から逸れることを大袈裟に非難するでしょう?そう云うやっかみ半分の報道なぞまるで無意味なほどの高貴さ、強靭さが無ければ、女王様になどなれません。女王なんて、やくざな商売ですもの(笑) そうなると必然的に、大衆の欲望からは少し外れた位置に居る人にしか、女王様にはなれないと思うんですの。

まぁ彼女も、わたしごときに批評なんぞされたくはないでせうが。けれどもあえてこれだけは云いたい。女王様になりたいのなら、安易に謝るべきでないと。ましてや話題づくりのためにそうしたキャラを装うなんて論外。女王様に対する冒涜です。
それにしても我が国のメディアって、どうしてこう品行方正な芸能人ばかり求めるのでしょうか。ちょっと反抗的な態度をとったくらいで、スポーツ紙の一面にでかでかとその話題を載せるとは!! これでは個性の尊重など、望むべくもありませんわ。 
個性を潰しにかかる大衆報道です。だからこそ、『女王様』たらんとする人は、孤高の意志を貫くべきでせう。その気高くも孤独な姿に、我々は限りない勇気を見出したいと思っているのですから。
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